信号無視の決め手は、黄色時に停止線超えてたかどうか(Y!ブログ)

(この記事は私が過去 2015.3.2. に「湊戸ヒサシ」としてY!ブログにアップした記事です)


 続けて交通マナーについて、もう一つあげておきます。

 近ごろ松本の街を車で走っていて気になっていたことに、信号無視をする車が多くなってきた、と感じています。
 信号の変わり際で黄色、赤になるにも関わらず、無理矢理2、3台渡っていく車のことです。
 1台目の微妙なタイミングの車は、百歩譲ってまあ許すとしましょう(法律上は違反ですが)。しかし次やその次の車は停止できないわけではないので、確実な信号無視、と言えます。その2台目3台目のような信号無視をする車が、ここ2、3年で急に増えたんじゃないかと思うのです。
 年末から今年に入ってさらに信号無視の車が増えて、危険な交通環境になってきています。


 私の勝手な考察ですが、たぶん松本曲がり?を減らすために、市や県警が積極的に右折用矢印信号を増やしている影響なんじゃないか、と考えています。
 つまり、いままで矢印信号が無かった間に渡れていた直進と左折の車が、右折用矢印信号が優先されることによって渡れる時間・台数が減ったと感じている。または、時差式信号の時は渡れていた直進や左折の車が、右折用矢印信号への切り替えにより渡れなくなった。そういったところで交差点が渡れなくなった、矢印信号で「損」をしている、と感じている人が多いのではないか?、と推測しています。
 だから信号の変わり際に無理にでも渡ってしまいたい、と思って無謀な信号無視が多くなってきたのではないか、、、と思うのです。
 またもっと単純に、モラル・マナーの低下の現れなのかも知れません。
 大震災後に省エネ運転が励行され、それとともに安全運転、交通マナーの向上が見られました。
しかし震災から四年近くが経ち、省エネ意識の低下が見受けられ、同時に交通マナーも悪化していると感じています。

 松本は大阪などと違って、信号全方向が赤の時間が長いわけではありません。
(大阪は住民の性格のせいか、信号の変わり際の黄色・赤で無理に渡っていく車が多いため、全方向が赤の時間を意図的に長めに設定されています)
 同時に、名古屋などのように信号が青になるのを見越して赤のうちから動きだす見切り発車も、松本では多く見られます。
 この大阪と名古屋の交通環境が混在するような今の松本の状況で、信号無視が増えてきたことは非常に危険な状態といえます。
 赤信号で無理に右折してきた車と見切り発車で青になる前に動きだした車が、事故になりそうになったシーンを、実際に何度も見かけています。今後こういった事故がさらに増えていきそうで、危惧を覚えています。



 信号の遵守は、公共道路を交通する上で基本中の基本です。
 道路交通法上では、信号の黄色も赤色も同じ「停止」という意味です。
 ただ黄色については、信号が黄色になった時に交差点内に進入してしまっている時、または停止するのが困難なときは信号を通過しても良い、とされています。それ以外は原則として、信号無視として違反になります。
 交差点に進入してしまっているかどうかの判断は、停止線で判断します。警察は基本的に、黄色になった時点で停止線を越えていた車がそのまま信号を通過しても取り締まらず、黄色時に停止線を越えていなかった車が信号を通過した時に違反として取り締まります。(その時々によって取り締まり方は違いますが、、、汗)
 つまり、信号が黄色になった時に停止線より手前にいた車は、基本的には止まらなくてはならないのです。
(ちなみに信号で停止線を越えて停車するのも道交法上は「信号無視」になります。警察も現実的にそこまで取り締まることはほぼ無理だそうですが、停止線で確実に止まれる速度・状況なのにわざわざオーバーラインして止まるような車は取り締まったりすることもあるそうです。最近普通に停止線を越えて停車してる車を多く見かけますが、それは正確に言うと信号無視になり、道交法違反です。そもそも教習所では運転席からボンネット越しに停止線が見えるように停止するように習っているはずです。安全面でも停止線は越えないように停車しましょう)


 それから、右折用矢印信号が無いような交差点で、対向車に右折車がいるときに信号が変わり始めたら、絶対に無理な信号無視はせず黄色になった時点で極力止まるようにしましょう。
 交通量の多い時差や矢印信号が無い交差点では、右折車は青のうちにはなかなか曲がれないので、タイミングによっては信号の変わり際の赤になる時に曲がるしかありません。その時に、対向する直進車が何台も無理に突っ込んで来られると右折のタイミングを逃してしまうのです。そういう信号無視した対向直進車のせいで右折のタイミングを逃してしまい曲がれなかった右折車が、中途半端に交差点内で立ち往生して渋滞のもとになってしまうケースをよく見かけます。
 自己中心的に「自分さえ渡れれば良し」と考えるのではではなく、交通全体がスムーズにうまく流れるように努めなければなりません。そこまで配慮するのが、格好の良い大人のドライバーだと私は考えます。


 「黄色は止まれ」です。
 ここを再認識するとともに、もっと気を引き締めなくてはならないと思います。ケースバイケースではありますが、無理無謀な信号無視をやめ、信号をきちんと守ること。
 停止線手前で信号が黄色に変わったときは、なるたけ止まるようにしましょう。そうすることで交通環境を良くし、安全への意識向上にもつながります。

 それから、公道は国民全体の共有の物です。
 自動車を運転することは車内の閉鎖的環境もあって自分中心的になりがちですが、本来は公道を使う人みんなでお互いがお互いを気遣いながら有効的に使うべきものです。信号を守ること一つとっても、それをきちんと皆で守ることが交通環境全体の安全でスムーズな環境を作っていくことにつながっていきます。
 ハンドルを握るドライバー全体で気持ちの良い交通環境を作っていけるよう、ぜひ皆さんも協力していってください。
m(_ _)m


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松宮 湊人
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