再考、松本曲がり(Y!ブログ)

(この記事は私が過去 2011.10.8. に「湊戸ヒサシ」としてY!ブログにアップした記事です。一部修正の上、分かりやすいよう順番を差し替えて再アップしています)


以前の松本曲がりについて(だいぶ前にアップした記事ですが汗)、説明が足りないところがあったので、前の記事を修正しました。
それととともに、もう一度松本曲がりを考えてみたいと思います。


危険な松本曲がりが横行する理由に、信州人が対向右折車になかなか進路を譲らないから、というのを述べました。
それが根本的な原因だという考えは、今でも変わりませんが、ただそれにしても松本曲がりをする車が、あまりにも危険で無茶な曲がり方をする車が多くて、とても怖いです。
正しい右折の仕方、加えてどうしても松本曲がりをしなくてはならない時の、少しでも危険が少ないやり方を載せておきたいと思います。


まず、基本の正しい右折の仕方を再確認しておきます。
交差点内でもっとも優先されるのは、なんでしょうか?
答えは直進車と左折車…、ではなくて歩行者です。
日本では歩行者が最優先。
右折、左折時には、交差点を渡る歩行者の通行を妨げてはいけません。
渡りそうな歩行者がいたら、必ず歩行者に譲ること。
交差点を渡る歩行者がいるのに曲がり始めたり、先に行こうとしてはいけません。
また渡るか渡らないかわからなくても、交差点に歩行者がいた場合には必ず曲がらないで様子を見て、きちんと渡るか渡らないのか確認をし、しっかり安全を確保してから曲がりましょう。

次に優先されるのが、直進車と左折車です。
直進車と左折車の通行を妨げることをしてはいけません。
妨げるとは、平たく言えば相手に不要なブレーキ、減速をさせないことです。
松本曲がり自体、道交法違反です。
だから、基本は松本曲がりをしてはいけないのです。
右折をする時は、車線の右により、しっかり安全を確認して曲がること。
歩行者、直進車、左折車がいるときは、曲がらないで、きちんと待つ。
対向車の流れに確実に曲がれる間があったら、もう一度歩行者などがいないかあらためて確認をしてから、曲がります。
曲がる間際であわてないように、車の流れと歩行者、自転車などの動きをなるべく早く察知しておき、交通の流れをイメージできるようにして、自車が安全にすんなり曲がれるように右折しましょう。



さて、曲がれない時はきちんと待つのが基本となりますが、やや混んだ片側一車線の道で右折しようとしても、流れによってはまったく曲がれないときがあります。
右折レーンがなければ自分の後ろの車は大渋滞…となります。
残念ながら、松本や信州では譲ってくれる車は、そんなに多くはいません。
(特に混んでいるときほど譲ってくれません)
かといっていつまでたっても曲がらないわけにもいかない…。
そういうときは松本曲がりをせざるを得ないときもあります。
松本曲がりをするにしても、やはりなるべく危険が少ないように曲がるよう心がけましょう。

はじめに、松本曲がりをするかしないかの判断します。
私は右折レーンがある広い交差点では、まず松本曲がりはしません。
自分が右折で手間取っても、後ろが渋滞になる可能性が少ないからです。
また右折レーンに加え、右折用矢印信号や右折できる時差がある場合には、私は無理な右折は絶対にやりません。
少し待てば安全・確実に曲がれるのに、自分と他人を危険にさらしてまで松本曲がりをする意味があるとは思えません。
右折レーンがあるのに今までと変わらず危険な右折をするんだったら、わざわざ税金使って道を拡張し、右折レーンや矢印信号を作る意味すらなくなってしまう。
そこは完全に松本人のモラルと法律遵守の欠如の問題になってきます。
ともかく、右折レーンがあるときは松本曲がりはしないよう、心がけていきましょう。


さて、なるたけ危険がないように松本曲がりをするわけですが、ポイントは左折する対向車のスピードです。
しっかり減速してゆっくり曲がっていく車もあれば、あまり減速もせずきゅっと曲がっていく車もあります。
なるべく危険がないように松本曲がりをするなら、前者のしっかり減速していく車に合わせて曲がるのがベターでしょう。
ただし、合わせて曲がる対向左折車の、後ろの車の動きにも注意が必要です。
対向左折車の後ろの車が車間をあまり開けずに連なるように来ているときは、右折はしないようにしましょう。
危険が大きくなるとともに相手に無駄な減速をさせてしまう可能性が高いからです。
中にはせっかちに対向左折車を追い抜くように右へ膨らんで、直進していこうとする車もいるので、さらに危険な状況にもなりかねません。
また、対向左折車が1BOXやトラックなど大型車の時は、その陰に隠れて自転車やバイクがいる可能性もあります。
合わせて曲がった先で自転車・バイクと衝突…という可能性もあります。
その辺りも含めて、歩行者や自転車の動き、交通全体の流れを察知するよう気を付けましょう。

対向左折車に合わせて右折をするわけですが、一番やってはいけないのが、その左折車の通行を妨げるように動くことです。
よく見かけるのが、対向左折車より先に動き出して左折車の進路を塞ぐかのように曲がり始めるので、相手の左折車が危険を感じて減速してしまい、交差点内でもたついてしまう場面です。
何度も言いますが、優先はあくまで左折車です。
相手の左折車に危険を感じさせる動きは厳禁です。
また、左折車より先に曲がってはいけません。
対向左折車に合わせて曲がるとき、左折車が曲がり始めるまでは自分はやや少し動く程度にとどめましょう。
対向左折車が曲がり始めたら、左折車のお腹(側面)から後ろへついていくように合わせて曲がると、スムーズにうまく曲がれるかと思います。
対向車の後続車の流れを乱さないように、すっと曲がれるようにしましょう。

(また、松本曲がりをしようと思った時、すっとすんなり曲がれるイメージがわかないときは、曲がらないという選択をとるべきだと思います。危険な曲がり方には違いないので、自分の感覚で危ないかな、と思った時は動かない、というのが正しい選択です)



と、なるべく危険が少ない松本曲がり?を述べてはみましたが、やっぱり松本曲がりはやらないにこしたことはないです。
基本的には危険な右折方法であり、道路交通法違反であることには違いないからです。
危険を伴うと思った時は無理に右折しようとせず、辛抱強く待つことも安全のためには必要です。
譲ってくれる車を待つか信号の変わり際まで待って曲がるか、落ち着いて待ちましょう。
後続車のイライラも気になるかと思いますが、ここで無理をして事故になった方が、さらに多くの方々へ迷惑をかけてしまうことになります。
やはり、安全が一番大切なのです。
安全第一と肚をくくって(?)、安全・確実に右折する方法を選ぶことが、一番正しい選択です。


ここ10年ほどで松本市内も道路拡張も進み、右折レーンや右折用矢印信号もだいぶ整備されました。
私なんかは松本に暮らしていて、もう数年ほど松本曲がりをした記憶がありません。
ちゃんと道を選べば、危険な右折をしなくてすむ道路環境になってきています。
松本曲がりを少しずつ減らしていけるよう松本人ひとりひとりの意識を変えていくとともに、安全な交通環境を保てるよう、皆さんのご協力をお願いしたいと願うばかりです。

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松宮 湊人
40代、男、既婚、会社員。
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