放射能と放射線の話1

放射能・放射線に関するいろいろな知識・情報を、今更ですがのせていきたいと思います。

今回の原発事故で多くの専門用語が飛びかい、混乱に拍車をかけました。
今はある程度理解できていると思いますが、ちょっとおさらいも兼ねて、説明していきたいと思います。

それから、毎回断っておきますが、私は専門家ではないので、あくまで素人的意見として見てやってください。
よろしくです。m(_ _)m



ではまず、放射能と放射線の違いを説明していきます。

放射能とは放射線を発生させる能力、またはその能力を有する物質そのものを指す言葉です。
「放射能=放射性物質」と理解しても、ほぼ問題はありません。

重要なのは、「放射能」自体は害があることを示していないということ。
厳密に言うと、放射能そのものは害はなく、そこから発生する放射線が体に害を与えるから問題なのです。
細かいことかも知れませんが、そこは理解しておきましょう。



つぎに放射線は、物質透過性の強い、目に見えない粒子エネルギーを指します。
細かく言うと、電波や紫外線なども放射線に含まれます。
他にも宇宙空間に飛びかう宇宙線、太陽から発生する太陽風なども放射線になります。

放射線は物質を通り抜ける性質があり、その強弱や種類によってさまざまですが、人体を通り抜けるときに動物の細胞を傷つける有害なものがあります。
そのとき、細胞の核の遺伝子を傷つける場合もあり、それにより細胞がガン化する可能性があるとされます。
また、非常に強い放射線を浴びると細胞そのものが破壊され、病気になったり最悪は死に至ります。

強い放射線はとても危険ですが、地球上の自然界にはほぼ存在しません。
逆に微量ですが、弱い放射線は常に自然界から浴びています。
ですから、ある意味放射線は身近なものといえるのです。



放射能と放射線の違い、何となく分かりましたか?
ポイントは、「放射能」は放射線を出すか出さないかの能力の有無を示し、放射能という言葉そのものは実害があることを示していないこと。
危険として問題にされているのは、基本的に「放射線」の量であるということ。
最終的には、人体に実害な放射線の量に注意を払うことが重要だ、ということです。

m(_ _)m

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